パリ – 2026年7月21日:フランスの対テロ検察庁PNATは、ガザ支援船団に参加したフランス人2人の扱いを巡る拷問の疑いについて、予備捜査を開始した。この手続きは、当事者らの告訴を受けて2026年7月1日に開始された。原告の一人は、イル=エ=ヴィレーヌ県選出で左派政党「不服従のフランス(La France insoumise)」に所属するマリー・メムール議員である。
捜査の対象期間は2025年10月1日から7日までとされる。検察によると、1984年12月10日の国際連合拷問等禁止条約の意味における拷問について捜査が行われている。捜査は人道に対する罪対策中央局に委ねられた。手続きの開始は、申し立てられた行為が認定されたことを意味するものではない。
メムール氏によると、彼女が乗っていた船はイスラエル当局により停止させられた。その後イスラエルに移送され、4日間拘束されたとしている。それ以前には、船上でほぼ24時間にわたり管理下に置かれていたという。同議員は、警備員による暴行、水・食料・医療支援の不十分な提供、ならびに屈辱的な拘禁環境を訴えている。肋骨の負傷と血腫のため、10日間就労不能だったとしている。
イスラエルの軍および刑務所当局は、この疑惑を否定している。このためパリでの手続きでは主に、申立人らの証言と医療上の説明を立証できるか、誰が直接の責任者だったのか、また指揮命令系統を再構成できるかが検証されることになる。原告側の関係者によれば、告訴状ではイスラエルにおける政治的・行政的責任にも言及されている。
これは、ガザ支援船団に関連するPNATの2件目の、法的に独立した捜査である。すでに2026年6月初旬、同当局はフランス外務省からの通報を受け、拷問および戦争犯罪の疑いに関する捜査を開始していた。この事案は、2026年5月に拿捕された別の船団に参加していたフランス人の扱いに関するものだった。両案件の時期および事実関係上の区別は、刑事上の評価にとって重要である。
フランス政府は、5月の事案後、影響を受けた自国民への領事支援を手配していた。外務省は同時に、地域の安全保障情勢およびガザ地区での戦闘を理由として、フランス国民に対しイスラエルおよびパレスチナ地域への渡航を強く控えるよう勧告した。この事件は、フランスが自国民に負う領事保護の義務と、外国の公務員に対する重大な疑惑の刑事的審査という、二つの側面を結び付けている。
情報源
- Franceinfo
- Agence France-Presse
- 上院
- 欧州・外務省