Écône – 01.07.2026: 聖ピウス十世司祭団(Priesterbruderschaft St. Pius X.、FSSPX)は本日火曜日、Écôneで複数の新しい司教を叙階すると改めて表明した――教皇Léon XIVのために必要とされる承認なしでの叙階である。教会法上、これは教皇の勅許なしの叙階に当たり、重大な不服従行為として分裂作用をもたらすと見なされ得る。今回の事態は、創設者マルセル・ルフェーヴル(Marcel Lefebvre)が1988年に同様に勅許なしに叙階し、その結果として破門が科され、数年後に一部が解除された出来事を想起させる。
ローマでは最近、集中的な仲介が行われていた。教理省(Dikasterium für die Glaubenslehre)の長官、枢機卿Víctor Manuel Fernándezはさらなる神学的対話を提案し、予定されている叙階の差し止めを強く求めた。バチカン筋によれば、教皇の意向に反する司教叙階は「教会共同体の決定的な分離」を招き得るとされる。一方で、可能な措置は教会法に基づき個別に審査されるべきであり、叙階を行う側と受ける側とで区別して判断されるべきだとも強調されている。
FSSPX側は、自らの組織内での使徒的継承の維持を主張している。新たな司教がいなければ、同会が管理する教区における司祭叙階や堅信の施行に中期的な支障が出る恐れがあるという。団体はスイスやフランスを含む複数の欧州諸国で神学校、学校、礼拝堂を運営しており、ヴァレー州のÉcôneはその精神的中心地とされる。他方、カトリック系の批判者は、独断的な行動は溝を深め、教会法上の解決への道を何年も遠ざけると警告している。
教会法学者は、教皇の勅許なしに行われる聖職者(司教)の叙階には自動的に破門に至るような厳しい刑罰が科され得ることを指摘する。しかし具体的な適用は、所管するローマの省庁の判断や関係者のその後の行動に左右される。観測筋は、対話の意思や一致に向けた具体的な措置が確認されれば、過去において制裁が緩和または解除された前例があることを指摘している。
関係者によれば、FSSPX内には立場の違いがあり、ある側はローマとの合意を強く求め過去数年の接近を踏まえた和解を志向している一方、別の側は伝統の独自維持を優先すべきだと考えているという。今日予定されている叙階が実際に行われるかどうかがローマでの今後の対応を左右する。もし叙階が行われれば、短期間のうちに教会法上の帰結や同司祭団の施設に関する暫定的な取り扱いについて公式発表が出される公算が大きい。
出典
- Franceinfo
- Vatican News
- Le Temps
- La Vie