パリ – 2026年6月1日:フランス上院は本日、私立高等教育の規制に関する法案を第一読会で審議しています。この動きは、一部の私立教育機関での問題が報告された後に行われ、成長が続くこの分野において、より透明性と質の向上を図ることを目的としています。
過去10年間で、私立高等教育機関の学生数は49万人からほぼ79万人へと増加し、全体の約4分の1を占める規模となりました。この増加は、高校卒業生数の増加と2018年以降の職業教育の成功によって促進されました。しかし、この急速な成長は、法的形態、ビジネスモデル、教育内容が多様な多数の機関の出現を招き、透明性の低下を招いています。
この法案では、2種類の認証レベルの導入が提案されています:
– 認証:営利・非営利の私立教育機関および教育組織すべてに開かれており、教育内容の総合的な質を独立した評価に基づき認証します。この評価には、機関の戦略、ガバナンス、管理および社会政策も含まれます。
– 公益認証:公益に資する非営利機関に限定され、公的サービスの役割を担う機関に与えられます。
法案の中心的目標は、認証済みかつパートナー関係にある機関のみを「パルクールサップ」(Parcoursup)プラットフォームに掲載し、私立高等教育の質を確保することです。今後は、この認証を受けた機関のみがParcoursup上にリストアップされ、学生に明確な指針を提供します。
さらに、教育・スポーツ・研究の総合監査機関(IGESR)の監督権限が、教育組織を統制する構造にまで拡大されます。職業資格取得を目的としたすべての教育に対して、資金源に関わらずQualiopi認証の適用が義務付けられます。
学生と修学者の保護措置も具体的に導入されます。教育開始前の取消権が強化され、厳格に規制された入学金を除き、すでに支払われた金額は全額返金されます。前払い金や付帯費用の上限が設定され、これに反する条項は無効とされ、違反には罰金が科されます。修学者に対しては、予約手数料を禁止し、早期退学の場合には比例的な返金が保証されます。
法案は公立機関に関する措置も含みます。公立大学に対し、個別の学位ごとではなく主要な教育分野ごとに認定を受けられる包括的認定の導入が可能となります。また、公立実験機関の3年間の試行期間が延長され、モデルの安定化に向けた猶予が与えられます。
本日の上院での審議は、質と透明性の促進、学生の権利保護を目指した私立高等教育分野の包括的改革に向けた重要な一歩となります。
情報源
- フランス共和国上院
- 高等教育・研究・宇宙省
- L’Étudiant
- Le Monde