トゥールーズ – 2026年6月30日:Conseil d’Étatは2026年6月29日、トゥールーズとカストル間のA69高速道路に関する環境許可の差し止めを求める最後の申請を却下し、下級審の決定を支持しました。これにより、該当する決定は確定判決となり、許認可を巡る行政訴訟手続きは事実上終了しました。訴訟は3年以上にわたり本計画を伴走していました。
具体的には、判断は2023年3月に発出された許可に関するものでした。これらは2025年2月にTribunal administratif de Toulouseによって一部取り消されていました。国家側と事業者が上訴し、Cour administrative d’appel de Toulouseは2025年12月30日に許可を復活させました。これに対して、France Nature Environnement、Les Amis de la Terre、そして Notre Affaire à Tous を含む複数の環境団体が無効確認および破棄を求める申立てを行っていましたが、Conseil d’Étatはこれらを棄却しました。裁判所はその理由として、本事業の追求する目的—走行時間の短縮、交通安全の向上、地域発展—が利益衡量の枠内で法的に妥当であり、提示された欠陥は許可の取り消しを正当化するものではないと指摘しています。
原告側は主に湿地、農地、個別の樹木群や地下水帯への影響を問題視していました。これらの異議の一部は下級審で審理されましたが、最終的に最高裁は許可を取り消すに足る十分な法的理由はないと判断しました。同時に、批判者は稼働後も生態系への影響を管理するため、より厳格な補償および監視義務の必要性を引き続き強調しています。
工事は並行して進行しています。事業パートナーによれば、複数の土木構造物が完成し、路盤の一部が整備され、料金所が設置されています。開通見込みとしてはこれまで2026年10月が示されていましたが、正式な開業日の確定はされていません。関係当局とコンセッショネールは作業を継続しており、防音対策、復元区域、補償措置に関する調整が進行中であると述べています。
本決定(決定番号 n°512448 など)は、インフラ政策と環境法の緊張関係にある今後の大型プロジェクトにとって重要な参照点となります。政治的にはA69は引き続き論争の的となる見込みです。支持派はカストル–マザメ地域とトゥールーズ大都市圏との結びつきの改善や貨物・通勤輸送での時間短縮を主張する一方、反対派は生物多様性、水循環、農地利用に関する拘束力のある是正措置を求めています。住民にとっては、接続路の交通運用、防音、料金体系も関心事となっています。
出典
- Conseil d’État(プレスリリース)
- Franceinfo
- La Dépêche